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 第718話「グレートボスになるには」

 部下を持ったがために悩んでいる方も多いことでしょう。今回は、キャンダー・インクの共同創設者でCEOのキム・スコットさんの記事からです。スコットさんの言葉です。上司には3つの責任がある、それは「メンバーの指導」「チームの構築」「結果を出す」である。そして、この3つの責任を果たすためには、部下との信頼関係を築くしかない。ではどうすればいいのか、これが今回のテーマで、スコットさんの解説は以下の通りです。

 信頼関係を築くには、1つは部下のことを「心から気にかけること」で、自分の人格を丸ごと動員して部下の一人一人を人間として気遣うこと。もう1つは「言いにくいことをズバリと言うこと」だと言い切っています。また、スコットさんは部下への接し方を4つに分類しています。

1.   徹底的なホンネ/意地悪ではなくはっきりと伝えること。

2.   イヤミな攻撃/効果を発することもあるが、続けると部下は皆辞めてしまう。

3.   摩擦の回避/結果として口先だけで褒めたり叱ったりすることになる。

4.   過剰な配慮/子供をしつけられない親のようなもの。

「徹底的なホンネ」を選ぶのに二の足を踏む人に対して、まずはチーム運営をホンネで進めるぞとメンバーに説明し、上司である自分にホンネを出して欲しいと頼むことから始めるようにと、スコットさんは言います。

 「徹底的なホンネ」の目的は、1人で出来ないことを全員で成し遂げることですから、仕事の進め方にも工夫が必要です。スコットさんは「やり遂げ(GSD)」サイクルを提唱しています。まずはメンバーのアイデアに耳を傾ける「聴く」。次に、そのアイデアを「議論」し(そのときアイデアが潰されないよう守ってあげ)検証して「決める」。

「聴く−はっきりさせる−議論する−決める」に参加していない人もいますから、多くのメンバーを「説得」して引き入れる。そして「実行」、やり遂げた後は結果から「学ぶ」。GSDサイクルは踏むべき段階が多いので素早く回す必要があります、そして段階を抜かさないこと、1つの段階で止まらないこととスコットさん。

 蛇足ですがスコットさんの会社の名前「キャンダー・インク」のCandorは、態度や発言が正直で素直である性質とか、不正直でない判断をする能力などと解釈されています。スコットさんの唱える「ホンネ」の意味が何となく分かるような気がします。