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 第725話「CDOって何を担当している人?」

 CEOChief Executive Officer)は最高経営責任者、CFOChief Financial Officer)は最高財務責任者、CTOChief Technical Officer)は最高技術責任者、では最近登場したCDOとは何をやる人でしょう。まずはCDOのご説明の前に時代的な背景をお話しします。

 現代はDXDigital transformation)の時代だと言われます。スウェーデン・ウメオ大学のエリック・ストルターマン教授が、「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化される」という概念を、DXと定義したことに始まると言われています。そしてビジネス用語としてのDXは、「企業がIT技術を利用して事業の業績や対象範囲を根底から変化させる」という意味合いで用いられているようです。

 GAFAGoogleAmazonFacebookApple )の台頭を論ずるまでもなく、IT技術が多くの新しいビジネスを生み出し、既存企業は多くのビジネスを新興勢力に奪われました。このような事業環境の中で企業はどのようにして生き残っていくべきか、それを先導するのがCDOChief Digital Officer)だそうです。

 なので、CDOのミッションは、DX時代を生き抜くために、第1IT技術をベースとした新しい事業やサービスを創出すること。第2にデジタルデータを活用して企業を変革すること、そして第3が社内カルチャーを変革することと説明されています。

 では上記ミッションをこなすCDOに必要な、資質や能力はどのようなものでしょう。一般的にはIT技術に卓越している人と考えられがちですが、必ずしもそうではなく、むしろ重要なのはビジネスの経験やセンスだそうです。デジタルの方向性を見極め、それが自社にもたらすインパクトを洞察出来ることの方が重要だとのことです。

 特に第2の企業変革や第3の社内カルチャーの変革となると、関連する部門と対話し合意形成に導く手腕が問われます。さらに人との折衝力だけでなく、「人間力」とか「愛される力」といった人間的な魅力のある人でなければ務まらないようです。もちろんCEOの強力なバックアップが欠かせないことは言うまでもありません。

 時代が大きく変化するとき必ずヒーローが現れる、これは歴史が証明しています。企業における「現代版ヒーロー」こそが「CDO」と思えてきました。