本文へスキップ

製造業のコンサル小西正暉は○○○○○○○○を専門とする○○○○○○○○会社です。

HEADLINE

 第770話 「最近のスタートアップ企業の傾向」

 本日は最近のスタートアップ企業の解説記事からです。著者はイノベーションと組織論が専門のビジネス・ブレークスルー大学教授の斎藤徹さんです。その斎藤さんは、最近のスタートアップ企業の傾向を、以下のように3分類しています。

1つ目がプラットフォームで需要と供給をつなぐ「プラットフォーム型」。 例えばHouzz(ハウズ)は、家のリフォームをしたい人がデザイナーや内装業者の職人と、直接つながることができるようにしました。自分のイメージにあった写真を検索、その写真の業者やデザイナーに直接コンタクトできる仕組みです。また、DoorDash(ドアダッシュ)は、料理を配送して欲しいレストラン、自宅に食事を運んでほしい人、空いた時間に宅配アルバイトをしたい人の3者を結びつけるプラットフォームを提供しています。

2つ目、常識を超えた体験を提供する「ビジネスモデル型」。 Virta Health(ヴァータ・ヘルス)は2型糖尿病と診断された人に対して、オンラインで治療支援を行うものです。2型糖尿病に特化、患者がサービスを申し込むと、専用アプリに連動した体重計や血圧計が送られ、データを管理するだけでなく、食習慣などのアドバイスをしてくれます。指導は医者でも出来ますが、難しいのは「継続」で、継続できるようサポートしてくれるところに人気があるそうです。

3つ目は、模倣しにくい独自技術を強みにした「テクノロジー型」です。 Apeel Sciences(アピール・サイエンス)は、粉状の薬剤を水に溶かし果物や野菜にかけると変色や腐食を遅らせることができるコーティング剤を開発しました。もちろん、この薬剤は自然由来で安全性には全く問題ないそうです。

 実は最近「ハッピーイノベーション」と呼べる、新しいタイプのスタートアップ・グループが出てきたそうです。例えば、Teach For Americaという教育NPO法人は、大学卒業後2年間、教育機会に恵まれない地域の学校に、非常勤講師として卒業生を派遣しています。大きなお金を生む事業ではありませんが、文系学生には人気の高い就職先だそうです。

 ベンチャー企業の創始者といえば、一攫千金を夢見る「ギラギラ」した人たちのものとの印象がありましたが、最近は幸せな体験や優しい気持ちなど「心理的エネルギー」も、新規事業立ち上げの大きなモーティブホースになっているということのようです。