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 第771話 「リーダーに必要な4つのマインドセット」

 未来のリーダーシップとは如何なるものか、今回は未来研究者で作家のジェイコブ・モーガン氏の著述「4つのマインドセット」からです。マインドセットとは、経験、教育、先入観から構成される思考様式、心理状態と定義され、具体例として暗黙の了解、思い込み、価値観、信念などが挙げられています。

 モーガン氏は、世界20ヵ国35業種の企業140人以上のCEOにインタビューを行って、10年後のリーダーが持つべきマインドセットは、「冒険家」「シェフ」「サーバント(奉仕者)」「地球市民」の4つだと結論付けています。その4つのキーワードについての説明は以下の通りです。

 冒険家のマインドセット  1914年、南極大陸横断を計画したアーネスト・シャクルトンは、途中で難破した。しかし1年以上の歳月を耐え抜き、隊員28名全員を生還させた。成功のカギは、好奇心を持ちつつ前向きで強靭な意思を失わなかったこと、そしてメンバーに対してはオープンマインドで接し、臨機応変に物事にあたったこと、これこそがリーダーとして必要な「冒険家」マインドだと説明しています。

 シェフのマインドセット  フランス料理を米国人に紹介し、一般家庭に広めた料理家(シェフ)ジュリア・チャイルドはバランスの達人でした。美味しい料理を作るための素材のバランスだけではなく、米国人の好みや足りない栄養素を考慮した絶妙なバランスが功を奏したそうです。インタビューの中で多くのCEOが、人間的な側面と、ITAIなどのテクノロジーとのバランスの重要性を強調したそうで、リーダーに必要なバランスをモーガン氏は「シェフ」と表現しています。

 サーバント(奉仕者)のマインドセット  メンバーやチームに対するサービス(奉仕)だけなく、顧客に対しても、さらに自分自身に対してもサービスしなければならない。的確な意思決定を行うためには、心身を健康に保たなければならい。モーガン氏はリーダーの心得として、サーバントの重要性を挙げています。

 地球市民のマインドセット  ベルギーの化学メーカー「ソルベイ」のCEOイルハム・カドリ氏は、忍耐の重要性を日本で、急がば回れのマインドをアフリカで、不可能など存在しないことを中国で、起業家とは何かを米国で、ワーク・ライフ・バランスをヨーロッパで学んだそうです。地球規模のマインドがなければ、世界規模の組織のリーダーにはなれないと、モーガン氏は喝破します。

 今回は10年後のリーダーは如何にあるべきかの紹介でしたが、どれも普遍的な内容でしたね。