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 第774話 「運動すれば幸せになるって本当?」

 今回はサイエンス・ヘルプ(科学の研究を一般の人に説明すること)で知られる、健康心理学者ケリー・マクゴニガルさんの記事からです。

世界中どの地域の人でも体をよく動かす人の方が、幸福感や人生に対する満足度が高い。理由は、運動によってもたらされる幸福ホルモンと呼ばれる「エンドルフィン(神経伝達物質)」による高揚感、さらに脳内化学物質が活性化することによって、活力が湧き不安が和らぐからだそうです。さらに、体を動かすことによって脳のストレス耐性を高めるホルモンが、筋肉から血中へ分泌され、気分が爽快になるとのことです。

 運動と人間の関係は原始人まで遡り、長時間の狩りに堪えられる体を持つものが生き残りました。ランナーズハイを引き起こす脳内化学物質の1つに「内因性カンナビノイド」があるそうですが、これは200万年前の狩猟採集活動と同程度の運動をしたとき作用すると考えられています。

 上述のように、運動は気分を良くする、理由は脳に影響を与えるから。ということで、うつ病の治療法として効果があることも証明されています。うつ病でなくても、加齢によってドーパミン(神経伝達物質)は10年ごとに13%減少するそうで、日常の喜びを感じにくくなりますが、運動によってドーパミンの減少を防ぐことも出来るそうです。

 ところで、運動することが体にも心にも良いことは分かりましたが、そもそも運動が嫌いな人たちはどうすれば良いのでしょう?まずはラットを使った研究の話。21日間ラットを走らせたところ、恐怖反応やストレス反応を司る脳幹と前頭前皮質に変化が現れ、より勇敢に、かつストレスの多い状況にも対応できるようになったそうです。

人間の場合は、週3回の運動を6週間続ければ、不安を軽減する脳の領域の神経結合が増えるそうです。要は、運動は常習性の高い薬物に似ているので、何度も繰り返すと脳内化学物質の相乗効果によって、夢中になれるということのようです。