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製造業のコンサル小西正暉は○○○○○○○○を専門とする○○○○○○○○会社です。

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 第777話 「伸びる会社は掟を持っている」

 Amazonは書籍のネット販売からスタートし、今ではオーディオ、電気製品、日用品、文房具、ペット用品、薬品などなど、ありとあらゆる物品を販売しています。このように次々と新規事業を立ち上げてきたAmazonの手法について、アマゾンジャパンでヘルス&ビューティやファッションカテゴリー部門の事業責任者だった太田里加さんは以下のように説明しています。

 Amazonの創業者でCEOのジェフ・ベゾス氏は、「一石二鳥のイノベーション」を強調しているそうです。代表的な例として、サーバー(機能やデータなどを供給するコンピューター)のレンタル事業が挙げられます。ネット販売で多くの人がアクセスしますから、Amazonは巨大なサーバーを所有しています。しかし、フル回転するのはクリスマスの時くらいで、その他の時期は余裕があります。一石二鳥の精神に則って、遊んでいる機器を有効利用した好例ですが、驚くことに、このサーバーのレンタル事業がAmazonの利益の半分以上を稼ぎ出すそうです。

 Amazonでは「顧客を起点として小さなことまでこだわりながらアイディアを見直せ」とも言われているそうです。太田さんが新規事業へ乗り出すとき、架空のプレスリリース(報道機関に向けた情報の提供や発表)を作成して、お客様に関わる小さなこと全てにこだわり、一つひとつを改善する方法で成功したそうです。

 また「短期のために長期を犠牲にするな」も、Amazonでは重要なキーワードだそうです。Amazonでは「とにかく品揃えにフォーカスしろ」と言われます。新しいサービスを開始する場合、ネットで広告を打ち、「何万回ダウンロード」したなどという数字に一喜一憂するものですが、プロモーション(販売促進)より品揃えを徹底した方が、好結果を生むことを実感したと太田さんは述べています。

 Amazonのような大会社でも、ビジネスに取り組む手法はシンプルで、誰もが理解できる内容のようです。